オーディオ機器の評価、評論で、
昔から言われて来ましたね。
このアンプはクラッシック向けだ
こちらのアンプはJAZZロック向けだ
これらの真相を
当方なりに分析してみました。
先ず最初に断っておきますが、
日本では
端正で清楚で真面目で、控えめな表現が
評価されがちです。
※喜怒哀楽が控えめな表現が評価されがち、
とも言えます。
また、
和音やハーモニーより
単音好き
そして、低音楽器の音程移動にあまり関心がなく、
高音のどこまでも抜けて行く感じを好みます。
こう言った傾向があると思います。
※これはあくまでも、小学生の運動会で、4ビートで踊っていた人々の事です。
これに対して
ゴードン・ガウ氏の頃のMcIntosh や
ピーター・ウォーカー氏のQuad 製品、
これらを筆頭に
欧米のヴィンテージオーディオ製品は
ハーモニーや躍動感
エネルギー感を重視
していると感じます。
日本人の目指す?原音再生よりは、
音楽を聴いた満足感、
コンサートホールを我が家に
JAZZバンドを我が家に
これらが彼等の原音再生であり、
コンセプトだと感じます。
さてさて、ここで
日本人の言うところの
クラッシック向け
こう言われるオーディオ機器の
音と表現の傾向ですが、
単音が美しい
端正で真面目、
歪みは許されない
※メーカーによっては「嫌な音を出さない」
内観の様な表現 (坐禅を組む修行僧の様)
音楽とは何か?(正に禅問答ですね)
これらに長けていると感じます。
では次に
JAZZロック向け
多少荒々しくても(多少の歪みがあってもOK?)
エネルギー感や躍動感があり
音飛びがよい。
欲を言えば
早いパッセージで音が混濁しない
低音楽器の掛け合いで
音が濁らない
と言ったところでしょうか?
ここで質問です。
クラッシックには
エネルギー感や躍動感は
二の次三の次なのでしょうか?
JAZZロックには
しっとりバラードは無いのでしょうか?
泣きのギターに滑らかさは不要なのでしょうか?
共に違いますよね?
日本人のクラッシック好きは
比較的、
端正で内向的な? 表現が好きで、
単音に心が染み、歪みを感じさせない
そう言った機器を高く評価して来たのだと思います。
これらに対してJAZZロック向けは
欧米の名器のように
エネルギッシュで躍動感があり、
音楽のウネリが表現出来れば良かったのですが、
日本製のJAZZロック向けの製品の多くが
単に粗くて、ドンシャリで
とてもじゃないけど、
クラッシックなんて聴けない・・・
となったのでは無いでしょうか?
まとめ
このアンプは
クラッシック向けですか?
それともJAZZロック向けですか?
その答えは
逆質問で申し訳ありませんが、
あなたはオーディオに
どんな楽しみを求めていますか?
これに尽きます。
内観的、自己に潜り込んで行く感じですか?
歪みなく美しい、天国の様な世界ですか?
ウキウキ、ワクワク、ダンサブルな躍動感ですか?
それとも、ばちコーンと飛んで来る管楽器ですか?
当方のアップしております、
YouTube動画を筆頭に、
色々とお聴きになってみて下さい。
心の琴線に触れる音と表現をしている機材が
見つかると良いですね。
それが、あなたにとっての
ベストパートナーです。
※ 1セットで全てをカバーするのが
なかなか難しい事に気付かれるでしょう
車やバイクなら、
オンロードとオフロード
ツーリングとレースを
1台でこなそうとするのが無理!
と理解できるのに、
オーディオではなぜか究極の
1セットがあると思っておられる方がいらっしゃる・・・
不思議です。
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