• 幹雄 郷

ハイパワーアンプの罠

更新日:4月5日

今回はハイパワーアンプの罠?です。



こんな条件に当てはまる方、必読?です。


《条件》

●能率が95dBを超えるような高能率のスピーカーユニットを使っている

又は

●メーカーはJBLや Altec、EV(Electro Voice) などのアメリカ物やB&W以外のヨーロッパ物である


そんな良い(はず)のスピーカーを導入したものの、何故か上手く鳴らない・・・


そして、

●アンプは数百W。

●低域が足りない等で順次ステップアップして来たのに・・・

●ボリュームは8時や9時の位置で、もう十分な音量になる・・・


そんな方への提案です。


先ずはご自身でチェックです。


アンプにメーターはありますか?

有ればそのメーターは振ってますか?


メーターが無い場合は・・・

スマホをお持ちですか?


お持ちでしたら、「スペクトラム・アナライザ」と検索して、何か無料のアプリをダウンロードしてください。


こんな画面の奴です。

※iPadでピンクノイズを出し、アンプに入れてiPhoneで計測しました。

これは当方がいつも聴いてるより少し大き目の音で測定しています。


測ってもらえるとわかると思うのですが、通常のリスニングにおける音量はそんなに大きくありません。


1Wで95dB の音圧が出せるスピーカーなら、一般家屋で必要なワット数はたかが知れています。


トランジスタアンプで100W、

真空管アンプなら10W もあれば十分だと思います。


この動画をお聞きください。


●部屋はマンションの和室8畳

●スピーカーはCelestion SL6si (84dB)

●17.5W×2 の真空管アンプ

●距離はスピーカーから1mほど。


ではどうして貴方のスピーカーは貴方の思うように鳴らないのか?ですね。


当方の思う理由その1

そもそもアンプのワット数が大き過ぎる。


えっ?!逆じゃあないの?


とお思いでしょうが、


アンプのメーターが振らない

ボリュームが11時12時の位置まで上げられない状態でお使いなら

先ずこれです。


アンプの本領が発揮出来る領域ではありません。


その2、アンプのタイプ。

JBL やAltec 等前出のスピーカーの良さを引き出すタイプではない。


すなわち、日本製なら真空管やトランジスタなどのデバイスを問わず、70年代後半以降で巷の評価の高いモデル。


海外製なら1990年代以後のハイエンドと呼ばれるメーカーとそのモデル、XスラX、ゴールXムンX等々。


国内外問わず、

きめ細かく、綺麗で、繊細で、空間が広く・・・などと評価されてるモデル。




では試してみるべきアンプは


トランジスタなら


クラウン(アムクロン)、

ブライストン

Thomannなどの業務用メーカーの物か、


McIntosh 等の元気良さやエネルギー感を評価されているコンシューマーモデルで、


どちらにせよ120W以下のモデル。


95dB以上の効能率スピーカーなら50W以下の物をお試しください。


真空管アンプなら海外の物で、構成はシングルかプッシュプル。W数は20W以下でいいでしょう。

※海外の真空管を使った日本人作は、日本製とお考えください。


高能率スピーカーなら10W以下。


ちなみに人気のMcIntosh MC275 などは

音色や表現共に素晴らしいのですが、

馬力があり過ぎです。


アンプ本来の魅力を発揮出来ず、宝の持ち腐れになりがちです。


また、トランスが日本製の物も今回は避けてください。


オールWesternの球で構成されているにも関わらず、極めて日本的な表現のアンプを聞いた事があります。


実際にどうすれば良いのか?

ヴィンテージ・アンプで使いたい物があるだが?

などのご質問はお気軽にお問い合わせください。


※この事に気付かせていただきましたS様に感謝いたします。


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