【USA】
次はアメリカン・ヴィンテージに
参りましょう。
トランジスタアンプは1970年半ばまで、
真空管アンプのヴィンテージで、
McIntoshやDynaco、Bogenでは
『JAZZバンドを自宅に』
どれもカブリツキな
立ち位置で音楽に
正対するのではなく
JAZZバンドの演奏で
先ず「踊る」
そして音楽を聴きつつ
食事や酒、タバコを楽しむ
そんな
程々の立ち位置ですが、
パンチがあり
エネルギー感溢れる音質で
広い部屋に置かれた
大き目のスピーカー
JBLやアルテック、
エレクトロ・ボイス等を
パーンと鳴らすと
ほらそこ!
スピーカーの向こう側に彼らが・・・
そしてこのシステムで聴く
クラッシックは、
先程のイギリス物とは違う
ある種の意気込みを
感じます。
例えるなら
燕尾服をピシッと着
エスコートする女性には
毛皮を纏わせ
さぁ!
今からオーケストラを
聴きに行くよ!
そんなイメージが
湧いて来ます。
日本人好みのマランツ
それもソウル・B・マランツ氏が
会社を手放す前の製品は
アメリカ製品では珍しい、
端正で美しい音色
そう、正に日本人好み ですね。
ですが、ここの隠れ名機SLT-12
1963年頃のレコードプレーヤー
これに標準装備されている
Shure M44-7の出力を
#7 は受ける気がない・・・
そして、#7 のフォノイコをお手本とした
マランツやラックスマンも
やはり高出力カートリッジとの
相性は今ひとつ・・・
と感じます。
※SLT-12 にはM44-7 専用モデルとユニバーサル・モデルがありました。
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