今回の調整は、あくまでもオーバーホールされた個体か、スムーズにオート動作が出来ている個体にのみ有効です。
オートONが上手く動作しない個体は、本来オーバーホール案件です。
今回の調整のみで上手く機能する可能性は少ないです。
また、調整ネジを無闇に回し、壊してしまっても自己責任です。
その時はご相談ください。修理兼オーバーホールを承ります。
先ずは1009 & 1019 などの10xx シリーズから。
どれもアームレストとターンテーブルの間(アームの根元ではありません)に直径1cmに満たない小さい穴が開いています。
1009 & 1019はレコードを取り外してください。でないと穴がレコードに隠れて見えません。
そして、レコードサイズのセレクトレバーを『7"』or『17』(シングル盤再生用)にセットしてください。
1209〜1219や1229はそのままで見えるはずです。
レコードサイズのセレクトレバーを『12』にセットしますと、
穴の中にマイナスネジが見えると思います。
1228 など、見当たらない時は回転スピード切り替えレバーを操作してみてください。
レバーに隠れていませんか?
これに差し込めるマイナスドライバーを用意します。
少し力が要りますので、あまりに細かったり小さい物は不適合です。
オート動作の時に
●針先がレコードから外れる場合、
『時計周りに少し※ネジを回します』
●レコードの内側、針先が音楽信号の場所に降りてしまう場合、
『反時計周りに少し※ネジを回します』
※少し とは30度かそれ以内です。
くれぐれも回し過ぎには注意してください。
この調整で、7インチ盤(シングル盤)、10インチ盤、12インチ盤(普通のLP盤)、
それぞれでオート動作が上手く行くかを確認します。
目安は
7インチ盤で針先がレコードの外に外れない
12インチ盤で出だしの音が途切れない
その位置を探します。
トラブル例
※アームの位置はレコードの端であっているけど、アームが降りて来る時にレコードの外へ針先が流れる時。
調整では直りません。
オーバーホールが必要です。
最後に
過ってカートリッジの針先を飛ばしたり、カンチレバーが折れたりする事が無いよう慎重に作業をしてください。
全て自己責任です。
ご質問はお気軽に、コメントにて承ります。
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