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  • 執筆者の写真幹雄 郷

Dual1209 の特徴

⚪︎プラッターについて

1219より少し小さくて、1009SK2や1218と同じ10インチサイズ。1.8kg




普通は

レコードプレーヤーを買うなら

より重いプラッターを選べ


とアドバイスされるのでしょうが、


アイドラードライブ方式は何故だか

ダイレクトドライブ方式のように


プラッターの重さが如実に高音質・・・


とは感じられません。

興味深いことです。


音質の優劣と言うより、音楽的表現の違いとして感じられます。


※流石に下位モデルの1.45kg の物はおすすめしません。

⚪︎アームについて


1219より短かく、1019よりは高感度設計になっています。


Shure M44 シリーズからV15まで、

幅広くカートリッジの魅力を引き出してくれます。


当方のオススメはシュアーのM75シリーズや、M90番台シリーズです。


普通は

ショートアームより、ロングアームの方がより高音質・・・

アームの感度は鋭敏であれば、あるほど良い・・・

と言われていますが、

それ、本当ですか?


ならばメーカーは、オイルダンピング機能をなぜ付けているのでしょうか?


残念ながら、レコードプレイヤーはそんな簡単なものではありません。


レコードプレーヤーを固定してのカートリッジの聞き比べ・・・

ごめんなさい。あまり意味はありません。

レコード(録音)の年代、音楽ジャンル、トーンアームに、フォノケーブル、フォノイコライザーとの相性が複雑に絡み合って来ます。


1番の違いは、テスターである人、

その人の評価点と価値観の違いです。



⚪︎この1209にGlado (グラド)と言うメーカーの

カートリッジを付けてランニングテストをしてるところです。


グラドは今現在もカートリッジを作り続けている

稀有なメーカーさんです。


ただ今回取付けたグラドは、やっぱり40ン年前の製造品。

これが日本国内保存だとグラドに限らず、

湿度の高さが災いしてダンパーがヘタっている物が多いようですね。


こいつはアメリカのどこぞの納屋か倉庫で

埃をかぶっていたもの。


なので、音は艶やかでしなやか。




1019に取り付けてチェックをした時の印象だと


『弦はいいけど、ちょっと大人し過ぎ、、、』だったのですが


1209のアームとの相性がよろしいようで、

艶やかで腰があるサウンドは弦とオケはもちろん、

ジャズボーカルは色っぽく、ドラムもラッパも意外といいですね。


大人のサウンドで音楽を奏でてくれます。


アメリカよりヨーロッパ受けが良いと思う・・・と、


はたと気付きました。


1209はアメリカよりドイツ、ヨーロッパからの買い付けが多いのです。納得。


ええ感じで鳴っている1209。


Dual1209 と各種カートリッジの音質確認はこちらから


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