ヴァーチカル・トラッキング・アングルについて興味深い事がYouTubeに上がっていました。
15度にするにはカンチレバーが長く・・・
その15度に由来する有名所、Shure V15 type3 のカンチレバーの動きや角度をご覧ください。
こんなに動くタイプはどうやって15度を確保すれば良いのでしょうか?
ちなみにこちらも型番はV15 です。
個人的には、
このヴァーチカル・トラッキング・アングル、
そんなに気にしても仕方がないと思います。
と同時に
厳しいメーカー(モデル)と、そうで無いメーカー(モデル)があると感じます。
厳しいメーカーの物はそのポイント?に入ると
それはそれは気持ち音がするのですが・・・
使いこなしにコツが必要かと思います。
SHURE やピカリング(上の写真)はどちら?
と問われれば、
おおらかタイプだと思います。
また、メーカーに限らず
丸針はおおらか
イコール、アングル角のズレで歪みにくい
楕円針、シバタ針等は
その楕円率?が上がるほど
神経質
だと思います。
丸針は古いレコード(50s, 60s)との相性が良く
楕円針やスーパー楕円針等は
比較的新しいレコード(70s, 80s、ダイレクトカッティング盤)との相性が良いと感じます。
【蛇足】
そもそもレコードそのものが変換歪みの連続です。
なので、
それを取り除くと本来の音(録音)が・・・
と考えがちですが、
レコードを作る側はそんな事を思ってはいません。
その時、その時代の平均的なシステムで
心地よく聴ける、楽しめるか?
これと
演者の意図が表現されているか?
これらをバランス取りしながら
2ch ミックスダウン、原盤制作とされています。
レコードやCDに原音が入っている・・・
オーディオマニアが落ち入りやすい幻想だと、
当方は思います。
【蛇足の蛇足】(笑)
能率92dBくらいのスピーカーの変換率が約1%
高能率のWE 等でも数%・・・
これは多くの方がご存知だと思います。
では、変換器として近似のマイクロフォンの能率は?
これがなかなか見つからない。
と云うより、必要ないんでしょうね。
で、方向を変えて
マイクアンプやミキサーのマイク入力を見てみましょう。
60dB前後の増幅を持っています。
と云う事はどう考えても
楽器や歌声の数% しか録れてないよね・・・
となりませんか?
で、すごいのが、
その数% の録音を、やはり数% の変換で出て来た音や音楽に感動出来る脳みそ!
そこから導き出されるのは
オーディオはイリュージョンを楽しむものだ
と云うのが当方の考えです。
イリュージョンのタネを考える、
あれこれやってみる
楽しみ方は様々です。
楽しみ方に正解も誤答もありません。
でも出て来た音(音楽的表現)には
こだわりといちゃもんはあるでしょう
それが
良い音(良い再生音)が複数あるのは
国や民族が違うから
につながるのだと思います。
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