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  • 執筆者の写真幹雄 郷

Dual ターンテーブルのオートON針先位置の調整

更新日:2022年8月5日

今回の調整は、あくまでもオーバーホールされた個体か、スムーズにオート動作が出来ている個体にのみ有効です。


オートONが上手く動作しない個体は、本来オーバーホール案件です。

今回の調整のみで上手く機能する可能性は少ないです。


また、調整ネジを無闇に回し、壊してしまっても自己責任です。

その時はご相談ください。修理兼オーバーホールを承ります。


先ずは1009 & 1019 などの10xx シリーズから。



どれもアームレストとターンテーブルの間(アームの根元ではありません)に直径1cmに満たない小さい穴が開いています。


1009 & 1019はレコードを取り外してください。でないと穴がレコードに隠れて見えません。

そして、レコードサイズのセレクトレバーを『7"』or『17』(シングル盤再生用)にセットしてください。



1209〜1219や1229はそのままで見えるはずです。

レコードサイズのセレクトレバーを『12』にセットしますと、

穴の中にマイナスネジが見えると思います。



1228 など、見当たらない時は回転スピード切り替えレバーを操作してみてください。

レバーに隠れていませんか?



これに差し込めるマイナスドライバーを用意します。

少し力が要りますので、あまりに細かったり小さい物は不適合です。


オート動作の時に


●針先がレコードから外れる場合、

時計周りに少し※ネジを回します』


●レコードの内側、針先が音楽信号の場所に降りてしまう場合、

反時計周りに少し※ネジを回します』


※少し とは30度かそれ以内です。

くれぐれも回し過ぎには注意してください。


この調整で、7インチ盤(シングル盤)、10インチ盤、12インチ盤(普通のLP盤)、

それぞれでオート動作が上手く行くかを確認します。


目安は

7インチ盤で針先がレコードの外に外れない

12インチ盤で出だしの音が途切れない

その位置を探します。


トラブル例

※アームの位置はレコードの端であっているけど、アームが降りて来る時にレコードの外へ針先が流れる時。


調整では直りません。

オーバーホールが必要です。


最後に

過ってカートリッジの針先を飛ばしたり、カンチレバーが折れたりする事が無いよう慎重に作業をしてください。

全て自己責任です。


ご質問はお気軽に、コメントにて承ります。

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