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  • 執筆者の写真幹雄 郷

DUAL1229 ニコイチ再生その3



歯(ギヤ)が欠けているのがわかりますでしょうか。

オート動作の要です。


無理にプラッターを回したのか?

それとも無理やりにプラッターを外したのか?


何方にせよ使えませんから、交換です。



次はアイドラーです。

ゴムの一部が変形しているのが確認出来ます。

ここまで凹んでいると研磨での再生は難しいです。


使えない事はありませんが、

「アイドラードライブってノッキング・ノイズに悩まされますよねー」と言われる原因です。


程度の良い物に研磨をかけて交換しました。


次はプラッター(ターンテーブル)です。


ストロボ・パターンの紙が破れています。

接着と修正をかけます。


プラッターの内側。アイドラーが接する部分です。

ゴムが溶けてへばり付いています。

アイドラーを何か有機溶剤で拭いたのでしょうか?

金属に傷を付けないように注意して除去します。


※)他メーカーの物は存じ上げませんが、少なくともDUALのアイドラーはベンジン等の有機溶剤で拭かないてください。お願いします。


軸受けのベアリング部分です。

バラけるのを防ぐ為ある爪、これが1本欠けています。


結局もう一つの方をグリスアップして組込みました。


※)このベアリングが意外と丈夫で、今まで痛んでいる物を見た事がありません。


ちなみにレコードプレーヤーでここが痛んでいると、パーツ交換しか打つ手がありません。

中古品はグリス切れや輸送時のショック等で痛んでいる事も多いです。

そんな中でここが丈夫で、交換が簡単なDUALは初期性能が維持し易くとても有難いです。


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