アンプを修理に出すタイミング
- 幹雄 郷
- 22 時間前
- 読了時間: 2分
今回はアンプを修理に出すタイミングのお話しです。

電源が入らない、音が出ない、左右バランスが崩れた、これらは修理に出すタイミングですね。
特に1980年くらい以前の物でガリ(ボリュームやスイッチを操作すると出るノイズ)がひどい物は、セルフクリーニング(操作する事で接点が少しクリーニングされる)は期待出来ません。
どちらかと言うと、接点やカーボンがすり減って、更に悪化します。
特にMarantz のフェーダー(縦操作、ミキサーについているタイプ)は弱いです。そして交換パーツが無かったりします。お気をつけください。

プリメインアンプやパワーアンプ、これらの場合。
電源オンして、しばらくすると臭いがする・・・こんな時は
抵抗の焼け(過電流)、アイドル電流のズレ、内部の埃、等々が考えられます。
大きなトラブルに発展し、修理不可能となる前にご依頼ください。
※アンプ特有の匂い・・・真空管アンプや一部のA級アンプを除き、基本的にはありません。

真空管アンプは真空管を交換する、これが直せる事が多いアドバンテージなのですが、トランジスタ式パワーアンプはそうは簡単に参りません。
取り外し、付け直しの手間はもちろんですが、
パワートランジスタそのものにペアリングを求める設計も多いのです。
ペアリングを求める・・・製造当時は潤沢にパーツがありますから、沢山の中からペアリングを取ればOKです。
でもそこから30年、40年と経ってしまうとそれは難しい・・・ほぼ不可能となりがちです。
なので、パワーアンプは
臭う・・・、以前より天板が熱い・・・左右の音量差が出て来た、この段階で修理先をお探しください。
海外ビンテージなら、弊社にご相談ください。
また、国産アンプは各々のメーカーを得意とされているショップさんが、ネット検索で見つかると思います。
そこにご依頼ください。
元メーカーの修理者でしたら、一般には知られていない資料や情報をお持ちの事が多いです。
また、パーツも持っておられる可能性が高いです。
結果的に安価で安心のおける修理をしてもらえる事となります。
以上、ご参考となりましたら幸いです。