アメリカ物はアメリカ物として一括りにし難く
よく言われる、西と東で違う
確かにそうですが、
『何系アメリカ人なのか?』にまで、
想いを馳せる事で、
その機械が出す音質、音像、表現等が
イメージ出来ると思います。
先程のヴィンテージMcIntoshは、ゴードン・ガウ氏。
ファミリーネームからどうもイギリス系のご様子。
ボーズ博士はインド系。
クレルのダゴスティーニ氏、SUMOのボンジョルノ氏(しかしこれ、本当に本名なのか?)は説明するまでも無くイタリアーノ(でしょう)
ちなみに近年のアンプジラ
あのBlue Faceの奴です。
試聴した瞬間、
これイタリア物でしょ!
って思ってました。
JBL創設のJ.B.Lansing氏、
これは改名後の名前らしく
イタリア系の移民ではないか
との説を聞いた事があります。
でもソウル・マランツ、セクエラ、
マーク・レビンソン、ネルソン・パス、彼等は各々、ベクトルとして少し方向性は違っているのですが、
車のF1のイメージ ですね。
繊細さと透明さ
そして馬力感の合致
素晴らしいです。
でもその調整と、
性能維持は色んな意味で難しい。
マランツを直して来た熟練技術者は
こうおっしゃってました。
『Marantz model9 は修理完了して、調整してる端からズレていきよる。
そりゃキチンと調整のとれた物はすごい良い音やけどな。
まともに鳴ってるヴィンテージ・マランツの真空管アンプってあるんかなぁ』
これら全て
さすが多民族国家たる
アメリカ製と言えるでしょう。
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