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  • 執筆者の写真幹雄 郷

Luxman SQ77T 残念ながら再修理です

更新日:2023年6月8日

修理納品後、お客様のところで出たトラブルです。


片方のCHが極端に音が小さい・・・


お客様にはご不便をおかけした上に

お手間を取らせて申し訳ありませんが

着払いにて送っていただきました。


原因は

トーンコントロールのところの抵抗が壊れかけ・・・


正確には

「壊れているのだが断線しておらず、

  高抵抗になっていた」と言った状態です。



修理完了と見込んでから、3〜4日。

多い時は約1週間のランニングテストをします。


ですが、残念ながら古いアンプには時々見られます。


《修理作業とチェック》の流れ


大雑把にこんな順となります。

1:故障箇所の特定

2:原因の追求(単独劣化なのか、それとも他に原因があって、余波として壊れたのか?

3:パーツ交換やクリーニング

4:測定器をつないでの最終チェック

5:ランニングテスト


このランニングテストですが、

少なくとも数日の間

レコードやネットラジオ

 CDを鳴らして様子を見ます。


通電して使ってみて

 そこから出て来るトラブルもあります。



今回、そこはクリアしたのですが・・・


残念ながら時間差で出る時は出ます。


この再修理なのですが、

戻って来るのを嫌う作業者さんも

 いらっしゃいます。


そう思われる処では


「疑わしきは交換」


コンデンサや抵抗を全数交換しました・・・

 のスタイルですね。


それで元の音と表現に近付くのだと

 良いのですが・・・


当方では

 そうはさせていただいてはおりません。


出来るだけオリジナルパーツを残す。

出来るだけ元の音と表現に戻す。


これをテーマに修理やレストア

 オーバーホールをさせてもらっております。


納品後の再トラブル。嫌ですよね。

こちらも嫌です・・・


そりゃ、同じパーツが手に入り

 性能が保証されているなら

 「全交換」をしたいです。


音質は販売当時に戻り、安定性も保証されます。


でもそれは、叶わぬ夢です。


ご理解いただけますと幸いです。



《録画録音》iPhone12 Pro Max

《再生機材》

プレーヤー: Dual 1228

カートリッジ: Shure M95HE

スピーカー: FOCAL chorus 706s

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